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平成25年5月住職法話

投稿日:2013年5月28日(火)
法然上人行状絵図

【現代語訳】法然上人行状絵図
定価 1750円
発行 浄土宗宗務庁

〒605-0062京都市東山区林下町400-8
TEL075-525-2200(代表) 
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「法然上人行状絵図」(国宝)の現代語訳が出版され、浄土宗から送られてきました。その中の素晴らしい一文です。縁起の世界を表す仏教により、浄土とこの世が双方関係として表されます。
(法然上人行状絵図P105より)

後白河法皇のおまねきがあったので法然上人は法住寺御所に参上されて、天台宗の円頓戒をお授け申し上げた。法皇が延暦寺や園城寺の高徳の僧をお招きになって、順々に「往生要集」を講じさせて、それぞれの考えを述べさせられたところ、上人が言いつけに従って講義をなさった時、『往生極楽のための教えと修行は、濁り汚れた末世において目や足ともなるべき大切なものである。僧侶も俗人も貴い人もそうでない人も、いったい誰が帰依しないであろうか』と読み上げられるやいなや、法皇は、初めてお聞きになったかのように、心に深くしみて尊く感じられ、感動の涙をたいそう流された。


法皇は、建久3年(1192)正月5日から病気になられ、日に日に重くなっていかれたので、上人に善知識として参ずるようにとの仰せが下された。そこで上人は2月26日に参上され、戒をお授けし、ご往生の時の儀式をお決めになられた。

念仏往生の道は常日頃聞き留めておられるうえに、重ねて申される内容が丁寧であったので、法皇はますます信心が深まり、念仏を怠られることはなかった。ご臨終が差し迫ってきたので、同年3月12日午後8時頃にみ仏をお迎えになって、13日午後4時頃、死に臨んで心を乱さず、称名念仏を続けられ、姿勢を正してお座りになり、まるで眠るかのようにして往生の願いを遂げられた。御年は66歳であった。本当に前世からの因縁の結果であり、尊く思われることである。

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