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平成29年3月 春季彼岸会法話

本年は東日本大震災被災物故者霊位七回忌、阪神淡路大震災被災物故者霊位二十三回忌、熊本大震災被災物故者霊位一周忌の年回忌を迎えます。毎年の彼岸法要や盆施餓鬼では二つの大きなお位牌を回向壇正面にまつり法要を勤めています。

そのお位牌の一つが「檀信徒各家先祖代々霊位」のお位牌です。もう一つのお位牌は中央に「大東亜戦争戦死病没諸英霊位」と、その右側に「戦災死者 怨親平等」、左側に「天災地変 殉難横死」の三霊位が並びます。この二つのお位牌は私たちが忘れてはいけない、守るべき霊位としてまつられています。

人間の歴史とは、時間軸に事実を表していくこととは別の現実の人間の歴史とは、霊位(過去の人々)一人一人の人生として生じる生命活動のことであり、現在の私たちも同じ活動の中にあります。

人間の歴史である各霊位の人生をその魂として大きな二つのお位牌を本堂にまつり、お盆やお彼岸の法要には回向しております。各法要は人々の人生という歴史に向かい合う私たちの祈りでありその霊位に対する重要な儀式であります。

歴史という各霊位の人生と私たちの人生が向かい合うことが法要であり祈りであります。

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