清水寺は、奈良時代、778年(宝亀9年)に延鎮上人によって創建され、798年(延暦17年)に坂上田村麻呂によって仏像が建立されたと伝えられています。
秋のライトアップでは、夜の古都を幻想的に浮かび上がらせてくれます。
寺の名前の由来は、音羽の滝からとぎれることなく、流れ出る清水から由来していて、この清水を飲むと長寿のご利益があるとされています。
今秋、青蓮院ではじめて、青不動明王が御開帳となりました。
元々、皇室に縁がある青蓮院は、粟田御所と呼ばれており、国の史跡にも指定されています。ライトアップになると、大小3百の照明器具による芸術的なレベルの高い照明になります。
それをそこまでするのは、御本尊の 熾盛光(しじょうこう)如来は、光そのものであり、その不動明王(国宝青不動明王を祀る)も炎の光を背負っておられるため、青蓮院は、光との関係が深いからです。
鎌倉時代に法然上人が住まわれ、念仏の教えを説かれた所です。
徳川家康、秀忠、家光公によって現在の寺域が形づくられました。全国に7千の寺院と六百万人の檀信徒を擁する浄土宗の総本山です。
浄土宗は1175年法然上人によって開かれました。法然上人は『恨み、報復のない、全ての人が救われる仏の道を求めよ』という父の遺言に従い、15歳のとき比叡山に登り仏道修行に励まれました。
そして阿弥陀仏のご本願を見い出します。それは「南無阿弥陀仏」と唱えることによってすべての人が救われる専修お念仏の道でした。上人は、1212年80歳で亡くなられました。
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