当山善想寺彼岸法要を勤めさせて頂きました。
各位ようこそ彼岸法要に参列くださいました。
お配りしたプリントに法然上人の御歌を2首記しました。
「月影の至らぬ里は無けれども 眺むる人の心にぞ澄む」
(月の光が照らさないところはないが、月を眺める人の心にこそ月は澄み渡るのである)
このお歌は浄土宗の宗歌となっています。御歌の「月の光」とは阿弥陀仏の教え、心をあらわしています。自らの心に「月の光」を迎えることによって仏の教え、御心を得ることが出来ます。
「いけらば念仏の功つもり、しなば浄土へまいりなん。とてもかくてもこの身には、思いわずろう事ぞなきと思いぬれば死生ともにわずらいなし。」(つねに仰せられける御詩)
この御詩には一人一人の生と死が表されています。
これが法然上人の死生観であり、私たちの死生観であります。
法然上人の代表的な御歌であり、各位、繰り返しお詠みください。
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