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平成27年9月 住職法話「双方関係の世界/彼岸会法話―善想寺の歴史」

双方関係の世界

自然から生命が生まれ、その歴史と進化から人類、人間となる過程を生み出すものが釈尊の「八正道」と位置付けられる。

八正道は人間を位置付けるものである。しかしまた人間は煩悩を持ち欲望、争いを生み出す。ここに釈尊の「悟り」が生まれる。

自然界から人間を生み出した八正道は自然、人間の世界を言葉によって示す。即ち双方関係の世界を生み出す。この世に対する阿弥陀仏の浄土は基本的世界観となる。

「この世」の共通性が全ての人間、一人一人の自然や人間に対する世界観(想像)を生み出す。

彼岸会法話―善想寺の歴史

墓地入口にまつられている「石仏阿弥陀如来」は平安後期に造立されました。法然上人在世の当時、この地は「後院」であり、上皇により造立された石仏です。

その四百余年後の天正十年六月本能寺の変で信長公が亡き後、秀吉公の帝都復興の中、天正十年十月に善想寺が創建され、帝都の東西寺町寺院が建立されていきます。

善想寺本堂の多くの菊の御紋は平安後期、上皇により造立された「石仏阿弥陀如来」の歴史から善想寺本堂が「上皇のまつる本尊阿弥陀仏」であることを表しています。

また善想寺山門横の「地蔵尊」は延暦寺開山最澄上人の御作とあり天正十五年三月善想寺開山上人が阪本村の同地蔵尊を「善想寺に招待(しょうだい)し境内に奉安し玉う」とあり、これは法然上人の浄土信仰が日本仏教の開祖最澄上人の「浄土信仰の」後継を表すものです。

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