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平成29年5月 住職法話

「まいまい京都 まちあるきガイド」(http://www.maimai-kyoto.jp/)というガイドコースがあり、5月21日にガイドの方が参加者13名と善想寺へ来られました。善想寺山門横の泥足地蔵尊、墓地入り口の石仏阿弥陀如来のそれぞれの前でガイドさんが説明をして、本堂では住職が参加者に本堂の歴史の説明をしました。以下はその善想寺の説明文の内容です。

合掌 十念

ようこそお越しくださいました。この善想寺創建の歴史は法然上人が正式な日本仏教浄土宗の開祖であることを表すものです。

法然上人の生涯は、法然上人の教団浄土宗の教えが人々に広まるほどに既成教団の圧力などから、弟子のある過ちにより法然上人は僧の資格をはく奪され、流罪となり再び京に戻られて間もなく建暦2年(1212年)に80歳で亡くなられています。しかし称名念仏の教えは大きな流れとなり、日本の仏教を支えるものとなっていきます。このような法然上人の生涯に対して、法然上人の浄土宗開祖としての位置づけが法然上人入滅から400年後の天正10年の帝都復興時とその前後を通して朝廷によって行われます。天正10年の帝都復興の50余年前、大永4年(1524年)後柏原天皇より「知恩院にて法然上人の御忌を勤めよ」という「大永の御忌鳳詔」が出され、その後知恩院において毎年勤められ現在に至ります。また天正10年の帝都復興の100余年後の元禄10年(1697年)には東山天皇から大師号「円光」が法然上人に贈られ、500回忌以降50回忌ごとに大師号が贈られています。平成23年には今上天皇から大師号「法爾」が贈られています。

そして天正10年6月の本能寺の変を経て帝都復興の任を受けた秀吉公により京都検地に始まり、浄土宗東西寺町寺院が創建されます。その最初の創建として、平安後期において上皇が造立の善想寺石仏の歴史により、本尊阿弥陀仏を上皇がまつる本堂として善想寺が天正10年10月に秀吉公によって創建されます。

この本尊阿弥陀仏を上皇が祀る善想寺の創建により浄土宗が正式な日本仏教の後継であることを表します。

また善想寺山門横の地蔵堂にまつられる比叡山延暦寺開祖最澄上人ゆかりの地蔵尊は法然上人開祖の浄土宗が天台宗浄土教の正当な後継であることを表しています。上記の歴史的事実は法然上人が正式な日本仏教、浄土宗の開祖であることを表すものであり、善想寺創建の歴史でもあります。

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